vol.6
太陽光パネルリサイクル法と企業の備え
太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律(太陽光パネルリサイクル法)」が2026年5月に可決・成立し、多量排出事業者には廃棄・リサイクル計画の届出が義務付けられ、すべての排出者にリサイクルの努力義務も課されています。排出事業者としての説明責任や環境対応がこれまで以上に求められる中、現状のコスト課題や具体的なリサイクルの流れについて、今から正しく整理しておくことが重要です。
埋め立てとリサイクルの「コスト差」という現状の課題
法制化が進む一方で、企業が直面する大きな壁が費用面です。現状、太陽光パネルの処分は、埋め立てであれば1キロワットあたり約2,000円で済むのに対し、リサイクルを行うとなると約8,000円以上の費用がかかり、大きな価格差があります。今後は技術開発や処理量の増加、補助制度の活用によるコスト低下が期待されていますが現段階から単なる費用比較だけでなく、法令順守やCSR(企業の社会的責任)の観点を含めたトータルな処分計画を設計していくことが求められます。
有害物質を安全に処理する「100%資源化」の流れ
太陽光パネルのリサイクル方法はいくつかありますが、100%資源化といった高度なリサイクルを行うリサイクル会社は、主に次のようなフローをとっています。まずは「解体・分別」でアルミフレームを安全に取り外します。次に「破砕・分離」により、ガラス、シリコン、銅、バックシートなどの素材ごとに高精度に選別。金属は資源へ、処理されたガラスは板ガラスや断熱材の原料へと生まれ変わる他、二次製品化して一切埋め立てを行いません。また、太陽光パネルの大部分を占めるガラスには有害物質が含まれるため、有害物質の溶出を防ぎ、安全に処理できるリサイクル会社を選ぶことも大切なポイントです。
破損パネルも少量も対応!埋め立てゼロをめざす当社の強み
「パネルが破損している」「処分したい枚数が少ない」といった理由で回収を断られ、廃棄物置き場にためたままにしていたり、やむなく埋め立てを選択している事業者様も少なくありません。当社は、パネル部分の割れや破損があっても問題なく回収が可能で、数枚単位の少量回収にも柔軟に対応しています。単なる処分費用の比較にとどまらず、法人のみなさまが抱える現場の課題に寄り添い、実務として無理なく運用できるスマートな資源循環をサポートいたします。
今月のまとめ
新法成立に伴い環境規制が強化される中、大栄衛生は「有害物質に配慮した適正処理」「埋め立てゼロのリサイクル率100%」「価格の最適化」を追求した太陽光パネルリサイクルをご提案しています。破損パネルや少量でも安心・安全に回収し、確実な資源へと循環させます。法改正への対応から現場の運用ルール整備まで、トータルにお任せください。