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リチウムイオン電池は、なぜ廃棄しにくいのか
産業廃棄物

vol.2

リチウムイオン電池は、なぜ廃棄しにくいのか

スマートフォンや電動工具、モバイル機器、電動モビリティなどリチウムイオン電池は私たちの生活や産業活動を支える重要なエネルギー源として急速に普及しています。その一方で、事業所から排出される使用済みリチウムイオン電池について、「回収してもらえない」「どこに出せばよいかわからない」「処理費が高い」といったお悩みを聞く機会が増えています。現在、リチウムイオン電池のリサイクル率は世界的にみても約5%程度にとどまっているという専門家の指摘もあり、リチウムイオン電池のリサイクルは喫緊に取り組むべき社会課題のひとつとなっています。

処理方法が一つに決まらない理由

資源の有効活用や環境負荷低減の観点から、リチウムイオン電池の適切な回収とリサイクル体制の整備が求められていますが、それが進まないのは、「危険だから」という理由だけではありません。リチウムイオン電池が従来の廃棄物のように「決まった処理方法」で扱えないということも要因のひとつです。処理会社やリサイクル先によって受入条件が異なり、排出事業者側では適切な方法を判断しにくいことが、廃棄しにくさの大きな理由となっています。

リチウムイオン電池の廃棄は回収・処理方法の設計が必要

では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。リチウムイオン電池は、「リサイクルマークの有無」「膨張・破損の有無」「製品に内蔵されているかどうか」といったさまざまな条件によって、安全管理や処理工程が大きく変わります。そのため、場合によっては対応できる収集運搬会社や処理会社そのものが変わることもあります。つまり、同じ「リチウムイオン電池」であっても、同じ方法で回収・リサイクルできるわけではなく、その都度、「最適な回収方法・処理方法を設計する必要」があるのです。

排出事業者が考えるべき「適正な回収方法」

今後、電動化の進展によりリチウムイオン電池の排出量はさらに増加すると予想されています。火災事故の防止、安全な処理、そして資源の有効活用という観点からも、排出事業者が適切な回収方法を選択することは、企業の社会的責任の一つになりつつあります。しかし実際には、リチウムイオン電池の状態や回収条件を個別に判断することは容易ではなく、専門的な知識が必要です。当社では、リチウムイオン電池の状態や種類に応じてリサイクル・処分先を選定し、安全性と資源循環、処理コストの両立をめざした収集運搬をご提案しております。リチウムイオン電池の廃棄・リサイクルにお困りの場合はぜひお気軽にご相談ください。

今月のまとめ

企業様よりリチウムイオン電池の処分のご相談が増えていることから、この度、大栄衛生は、リチウムイオン電池を種類や状態にかかわらず回収し、安全にリサイクルにつなぐ事業「Li-cycle」をスタートしました。収集運搬からリサイクルまで、安全性を確保しながらワンストップで、企業のリチウムイオン電池の処分をサポートいたします。

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